レオパードゲッコー飼育に必要な飼育用品と初期費用は?

飼いやすくい爬虫類として人気のレオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)。

 

爬虫類は飼うための飼育用品がたくさん必要。調べても何を準備すればいいのか分からない、と思われがちです。

 

ですが、レオパードゲッコーは飼いやすいと言われるとおり、必要な飼育用品も少なくて初期費用も安く飼い始めることができます。

 

この記事では、レオパードゲッコーを飼うために必要な飼育用品と、その初期費用について解説します。

 

この記事でわかること

  • レオパードゲッコーを飼うために必要な飼育用品
  • レオパードゲッコーを飼い始めるときの初期費用

 

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レオパードゲッコーを飼うのに必要な飼育用品

 

まずはレオパードゲッコーを飼うために必要な飼育用品の選び方について解説。

 

きゃっぷ
オススメ飼育用品も紹介します。

 

ケージ

レオパードゲッコーに必要なケージの大きさは、最低でも幅40cm。理想は幅50~60cmです。

 

小型爬虫類用の30cm弱のケージも販売されていますが、大人になると体長が20~25cmくらいになるレオパードゲッコーには不向きです。

 

ケージの種類には、ガラス製・プラスチック製、アクリル製があります。

 

その中でもオススメは、ガラスケージかアクリルケージ。

プラスチック製のケージは、ヒーターで変形しやすいのでオススメできません。

 

レオパードゲッコーにピッタリなガラスケージ

ガラスケージは重いのがデメリットですが、ヒーターの温度では変形したりせず、保温性も良いのが特徴です。

 

▼パンテオンシリーズは側面のパネルが変更できてオススメ

 

アクリルケージは軽くて透明性が高いのがメリット。ただし傷がつきやすいのと、熱で変形する可能性があるのが注意点です。

 

▼レオパードゲッコー飼育に人気のアクリルケージはコレ

 

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シェルター(寝床)

レオパードゲッコーは夜行性です。昼間は暗い場所で眠っています。

 

隠れる場所を作ってあげる意味でも、シェルターを用意してあげましょう。

シェルターが大きすぎるとレオパードゲッコーが落ち着かないので、身体の大きさにあったものを選びます。

 

ベビーの場合はSサイズやMサイズ、成長したらLサイズにするなど買い替えが必要です。

 

▼人気のシェルター

 

レオパードゲッコーのシェルターと言えばコレと言っていいほど、一番人気です。

 

シェルターの上部に水を入れることができ、湿度を上げる効果も期待できます。価格も安く便利ですが、一方で白いカビが生えやすいので注意が必要。

 

▼可愛いシェルターならコレ

 

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保温器具

レオパードゲッコーは爬虫類のため、自分で体温を調整することが出来ません。そのため、夏でも身体を温める保温器具が必要になります。

 

ケージ内の一番高い温度が28~30℃、低い場所で25℃前後になるようにしましょう。

 

このように、ケージ内で温度差を作ることを「温度勾配を作る」と言います。

この温度勾配を作ることで、レオパードゲッコー自身が移動することで自分で温度を調節してくれるのです。

 

レオパードゲッコーの飼育者の多くは、暖突という遠赤外線ヒーターとパネルヒーターを併用しています。

上から暖突、下からパネルヒーターで温めるイメージです。

 

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遠赤外線のため、表面温度が上がらないのでレオパが触れても火傷しにくく作られています。

そのままでも使えますが、後述するサーモスタットに繋げることで、自動で温度調節が可能となります。

 

幅45cmまでのケージならSサイズがちょうど良いです。

 

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▼パネルヒーターの定番商品

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▼見た目も格好いいパネルヒーター

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パネルヒーターは、どのメーカーのものも大差はありません。

 

温度調節機能が付いているものもありますが、その分値段が上がるので、温度調節機能のない安価なタイプのもので十分かと思います。

 

保温器具についてもっと詳しく

「レオパードゲッコーの保温器具の種類と温度管理」

 

サーモスタット

保温器具に繋げることで、設定温度以上になったら自動で保温器具をオフにしてくれ、設定温度以下になると再びオンになります。

 

ケージ内を一定温度に保つためには必須のアイテムです。

 

▼安価で使用感も抜群のサーモスタット

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爬虫類用のサーモスタットは3000円以上はするのですが、観賞魚用のこのサーモスタットは2000円以下で購入できます。

 

観賞魚用ですが、1年半使用して不具合が出たことはありません。ただし、保障は出来ませんので、自己責任でお願いします。

 

▼爬虫類専用サーモスタットならコレ

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湿温度計

温度、湿度が適正でないと、レオパードゲッコーは飼うことができません。

そのために、温度や湿度を確認できる湿温度計は必須です。

 

アナログタイプとデジタルタイプがあります。

デジタルタイプには温度センサーだけをケージ内に設置し、モニターはケージ外に取り付けるものもあり、ケージ内をスッキリ見せることが出来ます。

 

100円ショップなどにも売っていますが、あまり精度が良くありませんので、ある程度精度の保たれた商品を選ぶようにします。

 

そして、温度勾配をつけている温度を高くしている場所と、低い場所の2か所に設置すると良いでしょう。

 

温度を高くしている場所は十分な温度に達しているか、低くしている場所はきちんと低くなっているかを確認するためです。

 

夏はケージ全体が温まりやすく、低く設定しているはずが温度が高くなってしまっていることがあります。

 

そういうときに、室温を下げる目安になりますので、2か所の設置が好ましいでしょう。

 

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センサー部分だけをケージ内に設置するタイプの湿温度計で、このタイプの中では一番安く購入できます。

 

また、最高湿温度と最低湿温度を記録してくれるので、温度の上がり過ぎや下がり過ぎをチェックすることが出来て便利です。

 

▼安価で見やすい大パネル

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水入れ

深すぎず、ある程度の重みがあればどんな容器でもかまいません。

大きさも、直径5~10cm程度のもので十分です。

 

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床材

ケージの底に敷く砂やソイル(土を固めて粒状にしたもの)のことです。

 

なにより、見た目が非常に綺麗で、レオパードゲッコーが穴掘りをしてストレス発散にもなります。

 

デメリットは粒が小さいのでレオパードゲッコーが誤食してしまう可能性があることです。特に、ベビーの場合はその確率は非常に高くなるでしょう。

もし使いたいのであれば、大人になってからにすると安心です。

 

▼綺麗な色味でオススメ

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ソイル

土を固めて作られた床材で、ニオイの消臭効果や保湿効果もあります。

粒が大きく誤食が少ないこともポイントです。

 

色味はブラウンやブラックのため、より野生のレオパの環境に近づけることが出来ます。

 

▼レオパードゲッコーの床材の定番

 

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「レオパードゲッコーの床材比較とおすすめの床材」

 

キッチンペーパー

床材としてキッチンペーパーを使っている飼い主さんも多いです。

 

誤食の危険性が低く、汚れたらすぐに取り換えられてコストもかからない点が人気の理由です。

特に最近販売されている人工餌をあげるときに、砂やソイルだと餌にくっついてしまって誤食してしまうおそれがあります。

 

対策として、ごはんのときだけ下にキッチンペーパーを敷いている方もいます。

 

餌の種類は、活き餌・冷凍餌・乾燥餌・人工餌があります。

 

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活き餌

活き餌とは活きた昆虫のことです。レオパードゲッコーは野生では、昆虫を食べて生活しています。

 

飼育下では、コオロギ・デュビア(アルゼンチンモリゴキブリ)・レッドローチ・ミルワーム・シルクワーム・ハニーワームが主流です。

 

栄養面から、コオロギかデュビア、レッドローチが良いと思います。

 

ただ、活き餌となる昆虫も飼育しなければならないので、昆虫の苦手な方には難しいかもしれません。

 

▼食いつき抜群の活き餌

 

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冷凍餌

冷凍された昆虫のことです。

 

自然解凍するか、容器の外からお湯で温めて解凍してあげます。冷凍保存ができるので、昆虫を飼う必要もなく非常に便利です。

 

ただし、食べてくれる子は多いですが、活き餌より食いつきは落ちます。

 

▼管理のしやすい冷凍コオロギもオススメ

 

乾燥餌

乾燥させた昆虫です。

そのままあげるか、お湯や水でふやかしてからあげます。

 

栄養面の不安もありますが、そもそも食べない子も多いようです。

 

▼乾燥イエコオロギは安くて管理が簡単

 

人工餌

最近発売され、昆虫の苦手な方もレオパを飼育できるようになった画期的な商品です。

メーカーによると、人工餌だけで飼育から繁殖まで成功させているとのことです。

 

ただ、食べない子も多く、この餌で飼育していると成長が遅いとの報告もあります。

 

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ゲル状の弾力のある人工餌です。

チューブの口からあげる分を出して、ピンセットでちぎります。

冷蔵保存で消費期限が短いので注意が必要です。

 

▼ペレット状で管理が簡単

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ペレットタイプの人工餌で、水でふやかしてあげます。食いつきも良いと評判です。

 

室温保存が効くのもメリットです。

 

▼食いつき抜群

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レパシー (REPASHY)
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粉末状の人工餌で、お湯と混ぜて自分で作ります。

少し手間ではありますが、1週間分をまとめて作って冷蔵保存することも出来ます。

粉末の状態なら、冷凍庫で半年もちます。

 

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カルシウム剤

人工餌の場合は必要ありませんが、活き餌・冷凍餌・乾燥餌にはカルシウム剤をかけてあげます。

 

色々なメーカーが販売していますが、大きな違いはないです。

GEXか月夜野ファームのカルシウム剤が人気です。

 

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ピンセット

餌をあげるときに使用します。

 

あまり大きすぎるものだと上手く掴めなかったりするので、使いやすいものを選んで下さい。柄が長いものだと便利ですよ。

 

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レオパードゲッコーを飼うための初期費用は?

 

次に、初期費用についてみていきましょう。

 

ここでは、上記であげた飼育用品(餌以外)を全て購入すると考えて計算します。

 

ただ、どのケージを選ぶかによってかなり誤差がでますので、45cmケージのパンテオン4535(最低価格7500円)選んだとしましょう。

 

ケージパンテオン45357500円
シェルタースドー ウェットシェルターM550円
保温器具暖突 S4500円
ピタリ適温プラス 1号1950円
サーモスタットGEX サーモスタット NX003N1800円
湿温度計ニチドウ マルチ湿・温度計1500円
水入れGEX ウォーターデッシュS500円
床材キッチンペーパー
カルシウム剤GEX カルシウム+ビタミンD3400円
ピンセット300円
合計 1万9000円

 

餌以外の飼育用品を全て揃えても初期費用万9000円ですみます。

 

床材のキッチンペーパーは自宅にある方も多いと思うので、今回は費用に含みませんでした。

家にない方でも、100円ショップで手に入るのでここでは換算しないことにします。

 

床材をキッチンペーパーではなく、ソイルや砂にする方はこれにプラス1000円と考えてもらったら良いかと思います。

 

初期費用が意外とかからないことがわかったので、余裕のある方はケージをランクアップさせても良いかもしれませんね。

 

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レオパードゲッコー飼育の初期費用 まとめ

 

レオパードゲッコーの飼育に必要な用品とその初期費用を解説しました。

 

 色々な器具を用意しなくてはならない昼行性の爬虫類や大型の爬虫類に比べて、かなりハードルは低いと思います。

 

 初期費用が1万9000円ですむため、学生さんのお小遣いでも飼うことが出来ます。

「爬虫類の飼育ってお金がかかりそう」というイメージが払しょくできて、少しでもレオパ飼ってみようかな、と思ってもらえたら嬉しいです。

 

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