名前や芸を覚え、犬のように懐いて飼いやすい!人気急上昇中のペット、ファンシーラット。
「ファンシーラットを飼うにはどんなものが必要なの?」
「飼育用品がたくさんあってどれを選べば良いか分からない!」、という方も多いのではないでしょうか?
このページでは、ファンシーラットを飼うときに必要な飼育用品とその選び方をご紹介します。
このページはこんな人におすすめ
・初めてファンシーラットを飼うので、必要な飼育用品を知りたい
・ファンシーラットを飼うための飼育用品の選び方を知りたい
ファンシーラットを飼うために必要な飼育用品
【ファンシーラットを飼うために必要な飼育用品】
- ケージ
- 床材
- 給水器
- 餌皿
- 寝床
- トイレとトイレ砂
- エサ
ケージと給水器、エサ、餌皿はファンシーラットを飼うときに絶対に必要なものです。ファンシーラットをお迎えするまえにあらかじめ用意しておきましょう。
床材はなくてもファンシーラットを飼うことができますが、湿度を調節してくれたり、ニオイを吸着してくれるので、ぜひ使うことをおすすめします。
ファンシーラットが寝るために潜ったり、掘って遊ぶこともあるので、ストレス軽減にも役立ちます。
寝床も絶対に必要ではないですが、暗くて落ち着ける場所を作ってあげることはファンシーラットにとってとても大事なことです。
よほどの理由がない限り、こちらも用意してあげてくださいね。
トイレとトイレ砂ですが、これはトイレを覚えさせたい場合は必要になります。
我が家もトイレを用意していましたが、おしっこはトイレでするもののうんちはトイレでしてくれず、挙句にトイレをベッドとして使い始めたため撤去してしまいました。(笑)
トイレを覚えるかはその子によるので、最初はとりあえず用意しておいても良いかもしれません。
ファンシーラットに必要な飼育用品の選び方
先ほどは、ファンシーラットに必要な飼育用品についてご紹介しました。
ここからは、必要な飼育用品の選び方についてご紹介します。
ケージの選び方
ファンシーラットは大人になると体長が20~25cmと大きくなります。
大人のファンシーラットには、ハムスター用のケージだと狭すぎです。
最低でも幅60cm以上のケージを用意してあげましょう。
ただし、子供のファンシーラットだと大きなケージの金網をすり抜けてしまうことがあるので注意が必要です。
子供のファンシーラットの金網ケージ脱走対策として、
・金網を抜けられないくらいの大きさになるまでハムスター用のケージで飼う
・ガラスケージやアクリルケージ、プラスチック製のケージで飼う
このどちらかの対処をとってくださいね。
脱走してしまうと、電気コードなどを齧ったり人に踏まれたりの事故につながり危険です。
また、ファンシーラットは上下運動を好むので、天井が高いタイプのケージが好ましいです。
複数を同じケージで飼育する場合は、さらに大きなケージが必要です。
ケージを選ぶポイント
- 大人のファンシーラットは幅60cm以上!(子供の場合は脱走しない工夫が必要)
- 高さは十分なものを!
ファンシーラット飼育で選ぶべきケージの種類は下の4種類です
【ケージの種類】
- 金網製
- ガラス製
- アクリル製
- プラスチック製
それぞれのタイプのメリットとデメリット、人気のケージをみていきましょう。
金網タイプ
ファンシーラットのケージでは、金網タイプを使っている飼い主さんが多いです。
なぜなら、寝床となるハンモックや、足場となるステップを設置しやすいからです。
また、ガラス製やアクリル製のケージに比べて安いということも人気の一つです。
金網タイプケージのデメリットは、ニオイがケージ外に漏れやすく、ファンシーラットが金網をよじ登る音が響きやすいところです。
金網タイプのケージでは、この「SANKO イージーホーム40ハイ」が人気です。
ガラスタイプ
爬虫類飼育によく使われるガラス製のケージは、見た目もスタイリッシュでリビングなどにも置きやすいケージです。
保温性も高く、音やニオイが漏れにくいのもメリットですね。
ただ、湿気がこもりやすいのと、ステップやハンモックなどが取り付けできないタイプのケージが多いです。
しかし、こちらのパンテオン6045というケージは、側面を金網タイプやメッシュタイプに変えることができるので、ファンシーラットにおすすめのガラスケージです。
我が家もこのパンテオン6045を使っていて、片面を金網タイプに変更してステップをつけています。
広さもファンシーラット1匹だけの飼育なら十分です。
アクリル製
きなとのケージ屋さんより引用
アクリル製のケージは、軽くて見た目も綺麗なことが特徴です。
上記の「きなとのケージ屋さん モモンガ用ケージ」のように、側面がメッシュになっているケージもあるので、ステップやハンモックの取り付けも可能です。
アクリルケージでファンシーラット用というのはないので、オーダーメイドで作ってもらうか、モモンガ用やハリネズミ用で代用すると良いでしょう。
ただし、アクリル製のケージは既成品ではなく、オーダーメイドになることが多く、金網ケージやガラスケージに比べて割高になります。
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床材の選び方
床材は、ニオイを吸着したりおしっこを吸収してくれる重要な役割をします。
ファンシーラットのおしっこのニオイはわりと強烈ですので、ニオイを吸収してくれるタイプの床材を選ぶと良いでしょう。
ただし、水で崩れるタイプのトイレ砂は床材には不向きですので注意して下さい。
ファンシーラット用としては販売されていないので、ハムスター用やウサギ用、ハリネズミ用で代用します。
ペットシーツは吸水性に優れていますが、ファンシーラットがかじってしまうことがあり誤食の原因になりますので、おすすめできません。
床材を選ぶポイント
- 消臭効果、吸水効果のあるものがおすすめ
- ただし、水を吸うと崩れるタイプは不向き
- ペットシーツはかじってしまうのでNG
- ウサギ用・ハリネズミ用がおすすめ
こちらは、ケナフという植物の茎から作られた床材です。
針葉樹アレルギーのペットにも安心して使用でき、ヒノキなどよりも消臭性に優れています。
現在、我が家ではこのケナフチップを使っていて、1週間に1度の交換頻度ですがニオイが気になることはありません。
これはトウモロコシの穂軸から作られた床材です。
こちらも針葉樹アレルギーのペットでも安心して使えて、消臭効果も抜群!
少しコストがかかることが残念ですが、我が家のハリネズミはこのコーンサンドに変えてからニオイがほとんど気にならなくなった超おすすめアイテムです。
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給水器の選び方
水をあげるときはお皿ではなく、給水器が便利です。
給水器もファンシーラット用はないので、1匹飼いならハムスター用、複数飼いならウサギ用を購入すると良いでしょう。
給水器と言えば、飲み口から水がポタポタと垂れてしまう商品が多くて困りものなのですが、この給水器は全く水漏れしません。
ファンシーラットにもピッタリなサイズでおすすめです。
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餌皿
餌皿はどんなものでもかまいませんが、重さのある器の方がひっくり返りにくくて良いです。
小鳥用の金網ケージに引っ掛けるタイプのものもありますので、検討してみてはいかがでしょうか?
寝床
安心して眠れる寝床を用意してあげましょう。
ハンモックタイプが人気ですが、小さい時は事故防止のためにハムスターの寝床を代用すると良いかもしれません。
ファンシーラットは大きくなるので、ハンモックの大きさは30cm以上が必要です。
市販のタオルなどで手作りしている飼い主さんもいます。
その場合は、使っているときに落ちないように頑丈に作ってあげてくださいね。
こちらは、ファンシーラットに超人気のスプートニクというプラスチック製ハンモックです。
布製と違って清潔に保つことができ、暑い夏場にも使用することができます。
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トイレ・トイレ砂
ファンシーラットは1カ所でトイレをすることが多いため、トイレを用意してあげると、飼い主としても掃除が楽になります。
ウサギ用かフェレット用のトイレを選ぶと良いでしょう。
ウサギやフェレット用は少し大きいので、我が家では100円ショップの台所用スポンジ置きを使っています。
トイレ用砂を入れて園芸用底網を被せて片側だけを結束バンドで止めると立派なトイレになります。
トイレ砂も、ウサギ用を選ぶと良いです。猫砂などは、誤食の恐れがあるのでペレットタイプのトイレ砂を選んでください。
エサ
日本ではペットとしてラットの人気が出始めたのが最近のため、国産のラット専用のペレットは実験動物用のものしか販売されていません。
外国産のラット専用フードは、日本での取り扱いが少なく手に入りづらい状況です。
個人輸入している方もいらっしゃいますが、初心者にはハードルが高いです。
ラット専用フード以外では、ハムスター用のエサを代用している飼い主さんが多いです。
ただし、栄養面ではファンシーラットにぴったりとは言い難いですので、野菜や果物、レバーや卵の白身などをあげることも可能です。
もともとラットは雑食の動物ですので、主食としてペレットをあげ、副食は野菜やレバー、穀物などをあげることをおすすめします。
特に、国産の実験動物用ペレットは実験動物として飼育した場合の栄養素しか含まれていませんので、足りない成分を副食で補うことは大切です。
実験動物用の餌ではありますが、ラットやマウス専用の餌です。
オリエンタル酵母のフードをあげているファンシーラットの飼い主さんも多くいらっしゃいます。
オーストラリア産のファンシーラット専用フードです。
我が家も試しに購入してみたら、残さず食べていますので、嗜好性は良さそうです。
粒が小さいのであげにくいかもしれません。
Briskyという海外のペットフード会社が出している、ファンシーラット専用フードです。
粒は小さめでニオイは控えめ。そのせいか食いつきはあまりよくない印象です。
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「ファンシーラットを飼うときに必要な飼育用品と選び方」まとめ
近年人気のペット、ファンシーラットを飼うために必要な飼育用品とその選び方をご紹介しました。
日本では、まだまだマイナーなペットのためラット用の飼育用品が少なく、飼育用品選びに困ることもしばしばです。
今後もっと人気が出て飼育用品も増えるのが楽しみですが、それまではハムスターなど他のペットの飼育用品を上手く利用して飼育環境を整えてあげる必要がありますね。
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