早いもので、ハリネズミの綱吉をお迎えして3年が経ちました。
お迎えすると決まったとき、飼育方法や必要な飼育用品を揃えて準備をしていましたが、少し失敗してしまったこともありました。
失敗とは…。
- 必要だけど買っていないものがあった
- 必要だと思って買ったけど不要だった
ありがちではありますが、不要なものを買ってしまうと初期費用が高くなってしまいます。
でも、初期費用はなるべく抑えたいものですよね。
ハリネズミブームにより、飼育用品もたくさん販売されるようになりました。
どれを選べば良いか分からない方も多いのではないでしょうか?
これからハリネズミをお迎えする予定の方へ、ハリネズミを飼うのに最低限必要なものやあったら便利なもの、「これは要らないよ」というものをご紹介します。
このページはこんな人におすすめ
・これからハリネズミを飼う
・ハリネズミに興味があるけどなにが必要か分からない
・飼育用品がたくさんあって選べない
ハリネズミを飼うために、最低限これだけは必要!
ここでは、ハリネズミをお迎えするのに最低限用意しておかなければならないものを挙げていきます。
ケージ
一口にケージと言っても、色々な種類があります。
素材も金網タイプやガラス製、アクリル製と様々です。
知っておいて欲しいのは、素材はどうであれケージの大きさは最低幅60cm、理想は80cm以上だということです。
最低でも幅60cmは必要と言われていますが、 ハリネズミは運動量が多く回し車も大きいサイズが必要なため、幅80cm以上をおすすめします。
【予算別】ケージタイプとおすすめケージ
ケージの予算が1万円以下:金網ケージ
金網ケージのメリットは、安価な事と通気性が良い事です。
デメリットは、保温がしにくい事と外観が良いとは言えない事。
安価な分、アクリル製ケージやガラス製ケージには見劣りします。
しかし、ハリネズミを飼う上では全く支障はないので、予算が少ない方はこちらで十分だと思います。
この価格帯でおすすめ出来るのは以下の2つ。
・シャトルマルチ70
価格 :7000円前後
サイズ:幅70×奥行44×高さ39.5cm
使用可能な回し車:サイレントホイールBIG、メタルサイレント25(横向きに入れればメタルサイレント32も使用可能)
ハリネズミ用ケージと言えばこれ!
ハリネズミサイズの回し車が入る最低サイズのケージです。
・シャトルマルチ85
価格:9000円前後
サイズ:幅85.5x奥行48.5x高さ39.5cm
使用可能な回し車:サイレントホイールBIG、メタルサイレント32
シャトルマルチ70と価格はそこまで変わらないので、どちらか迷うなら断然こちらをおすすめします。
我が家もこちらを使用中です。
冬はケージに厚手の布をかけたりと対策をすれば、きちんと保温することが可能です。
あわせて読みたい
「ハリネズミを飼うのにピッタリ!シャトルマルチ85をレビュー」
ケージの予算が1~3万円:ガラスケージ
ガラスケージのメリットは、保温がしやすい事や臭いが漏れにくい事です。
デメリットは、通気性が悪い事と重い事。
実は下で紹介するガラスケージでは、デメリットである通気性の問題を解消することが出来ます。
・パンテオン6045
価格:12000円前後
サイズ:幅60.5×奥行45.5×高さ45cm
使用可能な回し車:サイレントホイールBIG、メタルサイレント32
こちらのケージは組み立て式となっており、オプション品として側面パネルが販売されています。
この側面パネルには、全面ガラス(1枚はデフォルトで付属)・ガラス+メッシュ(1セットはデフォルトで付属)・全面メッシュ・金網の4種類があります。
左右の側面をこれら4種の中から自由に組み合わせが可能です。
例えば、保温したいときは両面をガラス、夏は両面を金網に、春秋は片面はガラス+メッシュでもう一方は金網に、など季節によって変えることも出来るのです。
サイズは幅60cmですので、少し狭いと思います。
・パンテオン9045
価格:23000円前後
サイズ:幅90.5×奥行45.5×高さ45cm
使用可能な回し車:サイレントホイールBIG、メタルサイレント32
こちらも上記のケージと同様に側面のタイプを選ぶことが出来ます。
幅90cmと十分な広さです。
ケージの予算が3万円以上:アクリルケージ、オーダーメイドケージ
ケージの予算として3万円以上でもOKな方は、アクリルケージやオーダーメイドケージも検討すると良いでしょう。
それぞれについて詳しく説明します。
・アクリルケージ
アクリルケージの最大のメリットは、外観の良さです。
お部屋に置いても見栄えが良く、その透明性から非常に人気のケージです。
また、アクリルなので非常に軽く、女性でもケージを持ち運ぶことが出来ます。
『きなとのケージ屋さん』というアクリルケージ屋さんが人気で、こちらでは定番型にオプションをつけたり、完全オーダーメイドのケージを依頼することも可能です。
人気故に、納品まで時間がかかるのでお迎えの随分前から注文をする必要があります。
他に有名なお店は、『ねくすとショップ』というアクリル製品専門店です。
こちらもハリネズミ専用ケージを用意していて、オーダーメイドも可能ですが追加料金設定がお高めです。
ねくすとショップのケージの良い点は、アルミ枠などを使用せずにアクリルを接着しているので継ぎ目がなく非常に綺麗なところです。
定番型であれば、すぐに発送してもらえます。
・オーダーメイドケージ
ケージのサイズ、防水加工の有無、コード穴の追加、扉の仕様、ケージの色など、こちらの希望通りに作製してもらえるケージです。
自由度がかなり高く、オリジナルのケージが欲しい方は是非オーダーメイドケージを頼んではいかがでしょうか?
デメリットは、設計を一から行うため納品に時間がかかる点です。
お店によって価格設定は異なるので一概には言えませんが、デフォルトのケージが20000円程でそこにオプションの追加料金がプラスされるイメージです。
人気なのは『Johnny House』さん、『G.P.D』さん、爬虫類ケージ屋さんですがハリネズミ用ケージの製作例もある『F and K』さんですね。
おすすめのケージについて詳しくは↓
寝床
夜行性で明るいところが苦手なハリネズミ。
昼間眠ったり隠れたりする寝床は必須アイテムです。
現在はハリネズミ用の寝床が多く販売されていますので、ハリネズミ用であればサイズは問題ないでしょう。
他の小動物用の寝床を代わりに使う場合は、ウサギ用やモルモット用の大きなものを用意しましょう。
当然ですが、ハムスター用やデグー用、モモンガ用では小さすぎます。
その素材は木製、布製の二つがあります。
夏用と冬用で1つずつ寝床を用意するのがベストですが、1つだけ購入するとしたら、タオルを入れるなどで調節のできる木製の寝床が良いと思います。
それぞれのメリットデメリットやおすすめの製品をご紹介します。
木製の寝床
夏は涼しく、冬はタオルなどを入れれば暖かく過ごせます。
ハリネズミが齧って壊すこともないので、長く使用することができ、コストパフォーマンスは良いです。
デメリットは、パネルヒーターなどを下に敷いたときにサイズが合わずにがたついてしまうことがあることです。
それが気になる方は、『Johnny House』さんが作製している木製ハウスをおすすめします。
こちらは、パネルヒーターに対応したサイズになっているのと、非常に可愛いデザインです。
既製品では、マルカンが出している「のぞいて安心ハウス」が便利です。
中をのぞけるように屋根の部分が開くように設計されており、パネルヒーターのコードを通す穴が開いています。
▼こちらも人気のとびばこハウス
布製の寝床
布製の寝床には、ハウス型のものと寝袋タイプがあります。
ハウス型、寝袋ともに、ハンドメイド作家さんが手作りしているものが柄も可愛くておすすめです。
サイズも選ぶことができ、既製品と変わらないクオリティーです。
また、なみ縫いと玉結びが出来れば、ミシンがなくても裁縫初心者でも簡単に手作りの寝袋が出来ますので、下の記事も参考にしてみて下さい。
オリジナル寝袋を作ろう
寝床についてもっと詳しく知りたい
床材
ハリネズミは針葉樹アレルギーの子が多いとされていますので、針葉樹を使用した床材は原則使用しない方が良いでしょう。
使用できる床材
・コーンリター
・クルミリター
・ケナフチップなど広葉樹製の床材
・紙製の床材
・ペットシーツ
コーンリターやクルミリター、広葉樹製の床材は消臭効果が非常に高く、尿臭対策になります。
▼特にオススメのコーンリターはコレ
床材について詳しく知りたい
その他に、紙製の床材も消臭効果もあり吸水力は抜群です。
また、ペットシーツは吸水力は良いですが、消臭効果はほとんどありませんので、毎日取り換える必要があります。
それでも他の床材に比べてコストは格段に安いです。
ただし、齧って食べてしまうリスクもありますので、齧っている様子があれば使用を中止して下さい。
また、他の床材と併用することで、掃除の負担が減ります。
回し車
ホイールとも呼ばれます。
意外と運動量の多いハリネズミには必須のアイテムです。
ハリネズミの体長を考えると、直径30cm以上の回し車を用意してあげる必要があります。
メジャーなものでは、「メタルサイレント32」と「サイレントホイール BIG」があります。
・メタルサイレント32
金属製の回し車で、回し車からでるカタカタという音は全くありません。
スタイリッシュな外観で見た目もgoodです。
床部分が金網なので、そのままでは使用できません。
専用のカバーやペットシーツ、PPシートなどを付けると良いでしょう。
我が家では、100円ショップのコルクシートを貼って、汚れたら捨てるようにしています。
・サイレントホイール フラット30
プラスチック製の回し車で、音も全くしないのですがプラスチックが劣化するとカタカタ音が出るそうです。
また、床部分に小さな隙間があり、そこに爪を引っ掛けてけがをする恐れがあるので、ペットシーツなどを巻きつけて使用する必要があります。
メタルサイレントと異なりプラスチック製ですので丸洗いが可能です。
回し車についてもっと詳しく
ハリネズミ専用フード
事前にフードを用意しておく場合は、ハリネズミを引き取るお店やブリーダーさん、里親さんであげているフードを用意して下さい。
急に種類が変わると食べなくなってしまうことがあるため、お迎え後すぐにフードを変えることは避けましょう。
フードの種類や選び方は下記の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。
ハリネズミ専用フードをもっと知りたい
保温器具
ハリネズミは暑さ寒さに弱い動物です。
ケージ内が25℃前後になるように、エアコンで管理する必要があります。
夏は冷房だけで管理できますが、冬や春秋はエアコンの他に保温器具を使用します。
保温器具は様々な種類のものが販売されていますが、冬はパネルヒーターと遠赤外線ヒーターを両方使うと良いでしょう。
春秋は比較的暖かい日が続くようならパネルヒーターのみにしたり、寒くなってきたら両方使用したりと、気温に合わせて使用しましょう。
パネルヒーターはウサギ用のサイズを選びます。
▼オススメのパネルヒーターはコレ
また、遠赤外線ヒーターは「暖突」という商品が便利です。
表面温度が高くならず、万が一ハリネズミが触れてしまっても安全で、保温球などと違って半永久的に使用出来ます。
サイズは色々ありますが、ケージのサイズに合わせてSかMを選ぶと良いでしょう。
▼ハリネズミに暖突は必須アイテム
保温器具をもっと詳しく
食器
フードを入れる食器と水入れを用意します。
フードを入れる食器は、深すぎたり浅すぎたりしないものであればなんでもかまいません。
1食の量は、大さじ2杯程度なのでサイズも小鉢程度のもので十分です。
水入れは、元々ボトルタイプを使っていた子なら給水ボトル、そうでない子には深さのある容器で水をあげます。
これを急に変えてしまうと、水を上手く飲めず危険です。
食器も水入れもセトモノだとひっくり返す心配がありません。
100円均一のものが丈夫でサイズも色々あって便利です。
キャリー
移動するときの必須アイテムです。
ケージの掃除中などの一時避難場所としても使えます。
布製とプラスチック製がありますが、移動中も糞尿をするのでプラスチック製キャリーがお手入れも簡単です。
布製でも、中にペットシーツをきちんと敷けば大丈夫かと思います。
▼我が家ではコレを使っています
ケージを覆う布
布でなくとも、段ボールや新聞紙でも良いので、ケージに被せて目隠しになるようなものが必要です。
特に、リビングなどにケージを置く場合は、夜は暗くなるようにケージを覆ってあげます。
昼間は外してあげましょう。
ペット用除菌消臭スプレー
ケージやハウスなどは必須と分かっているけれど、意外と忘れがちなのが掃除用品。
ハリネズミが舐めてしまうこともあるため、ペット用を購入しましょう。
値段は人間用のものと同じくらいですし、詰め替えパックも販売されています。
ボトルは別で購入して、詰め替えパックを入れて使うのも良いかもしれません。
▼ハリネズミ専用除菌消臭スプレーもあります
絶対に必要ではないけど、ハリネズミを飼うときにあると便利なもの
上では、絶対に必要なものを挙げましたが、ここではあると便利だよ~というものを列挙していきます。
100円ショップなどで購入できるものも多いので、用意することをおすすめします。
湿温時計
飼育温度や湿度の管理をするために、なるべく購入した方が良いでしょう。
精度はあまり良くないですが、100円ショップにも売っています。
ペット用でおすすめは、最高温度と最低温度が記録されるタイプの温湿度計です。
明け方どのくらいまでケージ内の温度が下がってしまったか、夏場は外出中のエアコンでの温度管理が上手くいっているかなどを確認するのに便利です。
また、センサー部分をケージ内へ設置し、モニターはケージの外に設置するタイプですと、ケージを布で覆った時でもケージ内の温度を確認することが出来ます。
▼こちらの商品は私も愛用していますが、非常に見やすく使いやすいです。
秤(はかり)
体重を測るためにあると良いでしょう。
0.1g以下の表記は必要がないので、1g以上が表記できるもので十分です。
あまり小さいサイズだと使いにくいので、余裕を持ったサイズを選びましょう。
キッチン用で大丈夫です。
計量スプーン
フードを測るのにあると便利です。
ハリネズミのごはんの適量は、体重の10~15%と言われています。
これはおおよそ大さじ2~3杯分ですので、計量スプーンが活躍してくれるという訳です。
また、ふやかしたフードを潰してあげる場合にも使えますので、2つほど用意しておくのが良いでしょう。
こちらも100円ショップのもので十分です。
密閉容器
フードを入れるのに使います。
フードの袋にはジップロックがついているものが多いのですが、毎日開け閉めしているとフードの劣化に繋がるため、1週間~数週間分を密閉容器に移しておくと良いです。
画像はビンですが、密閉できるのなら袋でも構いません。
このビンも100円ショップです。
ちなみに、画像の密閉ビンに入っている計量スプーンは、柄が短くてビンにも入れることが出来ておすすめです。
もちろん、こちらも100円ショップ。
ハリネズミをお迎えする前に、準備する必要のないもの
ハリネズミの飼育用品として販売されているけど、あまり必要のないものです。
場合によっては必要になることもありますが、とりあえず最初から買う必要はありません。
トイレ用品
私も準備しましたが、全くトイレを使ってくれずに無駄になってしまいました。
同じ場所でトイレをする子もいるそうですが、ほとんどの子は決まった場所にはしてくれません。
決まった場所でしている場合、そこにトイレを置くと掃除が楽になるので、そのときはトイレ用品を購入すると良いでしょう。
皮手袋
よくハリネズミカフェなどでハリネズミを抱っこするときに使う手袋です。
針を立てるハリネズミを抱くときに使用します。
ですが、皮手袋をしなければならないほど警戒して針を立てるハリネズミは珍しいです。
多少針を立ててきて痛いくらいなら、厚手のタオルでくるんで抱っこすることをおすすめします。
なぜなら、皮手袋は飼い主のにおいがせず、いつまで経っても飼い主のにおいを覚えてくれない可能性があるからです。
一方、タオルは飼い主のにおいがついたものを使用すれば、徐々ににおいを覚えてくれます。
もちろん、どうしても皮手袋が必要な子もいると思いますが、ベビーをお迎えする場合は最初から用意しなくとも問題ないでしょう。
ペット用爪切り
野生では自然に爪が削れますが、室内ではそうもいきません。
たまに爪切りをしてあげる必要があります。
ペット用の爪切りも販売されていますが、おすすめは人間用の眉切りバサミです。
刃が細く、小さなハリネズミの爪にピッタリです。
おやつ
昆虫や小動物用のクッキーなどのおやつは必要ありません。
ハリネズミの主食は昆虫じゃないの?と思われるかもしれませんが、ハリネズミ専用フードは栄養バランスも良く、専用フードのみで飼育が可能です。
おやつとして、たまにコオロギやミルワームをあげるのは歯磨き代わりになるので良いかと思います。
ちなみに、綱吉は昆虫を食べないので、結局購入したミルワームは全て破棄することになってしまいました。
ハリネズミの飼育用品 まとめ
なるべく初期費用を抑えて、ハリネズミライフをスタートしたい方は『最低限必要なもの』だけを揃えてみて下さい。
そして、実際に飼ってみると必要なものが分かってきますので、そのときに『あると便利なもの』の項目を参考に、買い足していって下さいね。
『最低限必要なもの』では、おすすめの商品をあげましたので、何を買って良いか迷う場合はそこから選べば間違いはありません。
この記事を参考に、初期費用を抑えてハリネズミライフをスタートしてみてはいかがでしょうか?
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