その透明感から、グミガエルやグラスフロッグと呼ばるフライシュマンアマガエルモドキ。
なんとビックリ!裏から見ると、お腹が透けて見える不思議なカエルなんです。
珍しい見た目をしているので飼うのは難しそうと思うかもしれませんが、実は初心者でも簡単に飼えちゃうんです。
このページでは、カエル初心者でも飼育が簡単なフライシュマンアマガエルモドキの飼い方を解説します。
この記事はこんな人におすすめ
- グミガエルってどうやって飼うの?
- カエル初心者だけど、フライシュマンアマガエルモドキを飼ってみたい!
フライシュマンアマガエルモドキってどんなカエル?
フライシュマンアマガエルモドキ(学名:Hyalinobatrachium fleischmanni)は、アマガエルモドキ科に分類されるカエルの仲間です。
野生ではコスタリカの低湿地帯の森で、特に流れの速い小川の近くに生息しています。ツリーフロッグと呼ばれる樹上性のカエルの仲間で、主に木の上で生活するのが特徴です。
また、グミガエルは夜行性のため、明るい時間帯は葉っぱや木の影に隠れて寝ていることがほとんど。
飼育ケージに観葉植物や流木など、隠れられる場所を作ってあげることで、自然に近い環境を作ることが可能です。
フライシュマンアマガエルモドキの大きさ
オス 19~28mm
メス 23~32mm
フライシュマンアマガエルモドキのメスの方が少しだけ大柄ですが、ほとんど変わりません。そのため、大きさでオスメスの区別はつかない、と覚えておきましょう。
フライシュマンアマガエルモドキの雌雄
繰り返しになりますが、フライシュマンアマガエルモドキを大きさでオスメスと判別するのは難しいでしょう。見た目の特徴はオスメス大きな違いはなく、実際に卵を持たないと判別できないケースがほとんどです。
皮膚が透明のため、メスが抱卵した場合はわかりやすいのですが、繁殖に適した環境を作らないと抱卵すらしないことも多くあります。
繁殖を目指すなら、雌雄が揃うように3匹以上で飼育してみるしかないかもしれません。
フライシュマンアマガエルモドキの鳴き声
フライシュマンアマガエルモドキのオスは、ピッピッと高い声で夜中に断続的に鳴くことがあります。
毎晩ではなく数日に1度、一晩に数回程度の頻度で鳴きます。
鳴き続けたりすることはなく、鳴き声も大きくないので、アパートやマンションでも飼育することができます。
フライシュマンアマガエルモドキの餌
フライシュマンアマガエルモドキは、野生では小さな虫を捕まえて食べています。
飼育下では、毎日生きたショウジョウバエやコオロギを与えましょう。
ペットショップではショウジョウバエを与えていることが多いので、飼育を始める前に確認してくださいね。
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フライシュマンアマガエルモドキの寿命
フライシュマンアマガエルモドキの寿命は5~8年と言われていますが、ペットとしての歴史が浅いため情報が少なく詳しいことは分かりません。
私が飼育していた個体は、お迎え後2〜3年生きました。最後は餌喰いが悪くなり、亡くなってしまいましたが、飼育環境が悪かったのか単に寿命だったのかは不明です。
そもそも繁殖が難しいカエルのため、CB(飼育下繁殖)個体が出回ること自体ありません。ショップで販売されているのはWC(野生採取)個体で、正確な年齢は不明なことがほとんどです。
フライシュマンアマガエルモドキの価格
フライシュマンアマガエルモドキは、8000~15000円で販売されています。
爬虫類専門店などでは13000円前後で売られていますが、爬虫類即売会などのイベントでは8000円前後と安く売られることがあります。
ただし、野生個体の乱獲により、今後は採取・輸入が困難になる可能性が高いと言われています。輸入が制限されてしまった場合、価格が高騰あるいはそもそも入手困難となるでしょう。
その他のアマガルモドキ
グミガエルと呼ばれる皮膚が透けているカエルは、フライシュマンアマガエルモドキだけではありません。その他のアマガエルモドキとして、日本では主に以下の種類を飼育できます。
グラニュローサアマガエルモドキ
フライシュマンとは異なり、背中の黒(青?)の斑点が特徴的なアマガエルモドキの一種です。
価格はフライシュマンアマガエルモドキと同じくらいですが、流通量はそれほど多くありません。飼育方法もまったく同じです。
パルベラータアマガエルモドキ
こちらも飼育方法や価格、ともにフライシュマンアマガエルモドキとほとんど変わらないアマガエルモドキです。
フライシュマンより少し足が長く、葉の上で休んでいると細長く見えます。グラニュローサのような黒色の斑点はありません。
グミガエルに毒はある?
フライシュマンアマガエルを含め、グミガエルと呼ばれるアマガエルモドキには体表に微弱な毒があります。これはグミガエルに限ったことではなく、カエルやイモリなどの両生類全般に言えることです。
毒があると言っても微弱のため、触るくらいでは人間に大きな栄養はありません。ただし、カエルを触った手で口や目を触ると、腫れたり痒みを感じたりする可能性があるため、カエルを触ったらすぐに手を流水で洗いましょう。
フライシュマンアマガエルモドキを飼うために必要な飼育用品
ここでは、フライシュマンアマガエルモドキを飼うために必要な飼育用品について、解説します。
ケージ
フライシュマンアマガエルは夜行性のため、日中はほとんど寝ています。
餌を探すために起き出す夜間でも活発に動くことはありませんから、20cm程度のケージで飼育することができます。
樹上性のカエルですので、ケージの高さは最低でも15~20cmのものを用意してあげましょう。
また、餌に生きたハエを与える場合は、コバエシャッターというハエが逃げられないような構造のケージが必要です。
フライシュマンアマガエルの飼育に人気のケージはコレ!
水入れ
フライシュマンアマガエルは、他のカエルと同じように湿った場所を好みます。ですので乾燥には弱く、水に浸かって皮膚から水を吸収するので、水入れが必要です。
水入れは食器などを代用しても構いませんが、カエルが溺れないように、深すぎる容器は避けた方が良いでしょう。
見た目も自然に近い、爬虫類用の水入れがおすすめです。
床材
フライシュマンアマガエルモドキの生息地を再現するなら、床材はカエル用のソイルが理想ですが、特にカエル初心者の場合は掃除のしやすいキッチンペーパーをおすすめします。
カエルの飼育に慣れてきたら、ソイルなどを使ってテラリウムで飼育するのも良いかもしれませんね。
*カエル用のソイルなら「フロッグソイル」。糞のニオイを抑えてくれます。
植物
最初に書いたとおり、フライシュマンアマガエルモドキは森林で生活しているカエルです。ケージ内にも隠れる場所を用意してあげましょう。
園芸店に売っているポトスなどの観葉植物をカップに移し替えて、ケージ内に入れると管理が簡単です。
農薬が心配な場合は、軽く水であらうか、カエルのテラリウム用に売っているものを選ぶと良いでしょう。もちろん、安全のためにフェイクの植物を使ってもかまいません。
餌
フライシュマンアマガエルモドキは、生きたショウジョウバエやコオロギを食べます。
慣れると人工餌や冷凍餌も食べると言われていますが、個体にもよりますし、基本は活き餌と考えてください。
ショウジョウバエはウィングレスという飛べないショウジョウバエがカエル用の餌として売られています。
キイロショウジョウバエとトリニドショウジョウバエの2種が餌として販売されており、キイロショウジョウバエの方が少し小さいです。
フライシュマンアマガエルモドキの餌としてはどちらの種類でもかまいません。
我が家のフライシュマンアマガエルモドキは両方食べてくれました。
コオロギの場合は、初令サイズを選んでください。
コオロギはケージの壁を登ることができず、カエルが見つけられずに食べない可能性があります。
管理はコオロギの方が簡単ですが、食べないようならショウジョウバエも試してみてくださいね。
フライシュマンアマガエルモドキの飼い方
カエル初心者でも飼うことのできるフライシュマンアマガエルモドキ。
ここからはフライシュマンアマガエルモドキの飼い方を解説します。
飼育温度
フライシュマンアマガエルモドキに最適な飼育温度は25℃前後です。
暑すぎると餌を食べなくなったり、調子を崩しやすくなったりしますので注意しましょう。
また、冬は寒すぎてはいけません。20℃を下回るようなら、保温が必要です。
*「ピタリ適温1号」は「コバエシャッター中サイズ」の側面に貼るのにピッタリなサイズです。
湿度
フライシュマンアマガエルモドキは、湿度の高い地域に住んでいるカエルです。そのため、ケージ内の湿度は60%にしましょう。
朝晩ケージ内に霧吹きをかけてあげると、湿度を保ちやすくなります。
ただし、野生での繁殖は乾季に行われるとされています。繁殖を目指す場合は、乾燥気味に設定する必要があります。
餌のあげ方
フライシュマンアマガエルモドキは、基本的には毎日給餌するようにします。
餌を与える時間は、フライシュマンアマガエルモドキが活動を始める夜にしましょう。ショウジョウバエやコオロギをケージ内に放っておくと、夜中に食べてくれます。
掃除の仕方
床材がソイルの場合は頻繁に掃除をしなくても、ソイルに含まれるバクテリアがフンを分解してくれます。
キッチンペーパーを床材にしている場合は、少なくとも3日に1度は取り替えるようにしましょう。
同時にケージも軽く水洗いすると清潔に保つことができます。
フライシュマンアマガエルモドキの飼育方法 まとめ
フライシュマンアマガエルモドキを初めて飼う方向けに、グミガエルの生態と私の飼育方法を解説しました。
カエルの飼育方法としては特殊なことはなく、他のツリーフロッグと飼い方は同じです。また、用意する飼育用品も高価なものはなく、初期費用は比較的安く飼育を始めることができるでしょう。