里親として引き取ったファンシーラット“日光丸(にこまる)”。
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すくすく成長中!とご報告したかったのですが、引き取った次の日からクシュクシュとくしゃみをするように…。
温かくして移動したつもりだったのですが、やっぱりまだ生後1ヶ月の赤ちゃん。
初めてママの元を離れて一人ぽっちになり、環境も変わって免疫が落ちたのでしょう。
風邪から肺炎を起こすと最悪亡くなることもあると聞きます。
幸い日光丸は呼吸も正常で食欲もあり元気だったので、様子を見ていましたが治る気配なし。
心配になり、小動物を診てくれる近くの動物病院へ連れて行くことにしました。
このページでは、ファンシーラットを初めて動物病院へ連れて行ったレポートと、ペットを動物病院へ連れて行くときに押さえたいポイントを解説しています。
このページはこんな人におすすめ
・ファンシーラットがくしゃみをしている!
・ファンシーラットを初めて動物病院へ連れて行くときの手順を知りたい!
ファンシーラットの動物病院の選び方
動物病院選びは悩ましいところだと思います。
個人的には、若い先生がいる動物病院をおすすめします。
何故なら、昔は患畜と言えば犬猫だったので、年配の先生は小動物に苦手意識があり、診たくないという方が多いからです。
一方、若い先生は学校できちんとエキゾチックアニマルについて勉強していますし、診察の仕方なども昔よりしっかり習うようになってきています。
もちろん一概には言えませんが、この傾向が強いように感じます。
不安な場合は、健康診断としてあらかじめ候補の動物病院にかかるとよいでしょう。
ペットが病気になってからでは動物病院選びをしている余裕はありません。
いざというときに急いで探す、ということがないように、事前に動物病院を決めておきましょう。
また、直接行くのではなく、事前に診てもらえるかを電話で確認しておきます。
今回私が行った動物病院は初めてのところでした。
元々ハリネズミの綱吉を診てもらっていた病院は、引っ越したので残念ながら遠くなってしまって通院できないので、新しい動物病院を探しました。
すると、わりと近くにツナのかかりつけの動物病院から独立した先生がやっている病院があったのです。
候補の動物病院の口コミが少なくても、評判の良い動物病院から独立した獣医さんがやっている場合などは期待できます。
ラットは実験動物として、獣医学科では頻繁に扱う動物です。
そのため、獣医さんはファンシーラットの扱いに慣れている方が大半です。
他のエキゾチックアニマルよりも「ラットなら」と考えている獣医さんも多いはずですので、動物病院のホームページの診療動物にラットがなくても電話で問い合わせるとOKしてもらえることもあります。
ファンシーラットを動物病院へ連れて行くときに気をつけたいこと
ファンシーラットを動物病院へ連れて行くときは、気温に気をつけます。
寒い時期はホッカイロで保温を、暑い時期は凍らせたペットボトルで冷やしながらタクシーや車で移動して下さい。
特に多いのが、夏場に保冷せず動物病院へ連れて行き、移動途中で暑さで亡くなる事例です。
手に持ったキャリーケースは、灼熱のコンクリートからの照り返しで、人間が感じる以上の温度になります。
歩いての移動は10分以内に留め、もちろん保冷対策は少しの時間でも必要です。
動物病院へ着いたら
ここからは動物病院での流れについて説明します。
受付で問診票の記入
病院に着いたら、先ず問診票を記入します。
人間と同じですね。
飼い主の情報のほかに、ペットの種類や月齢、飼育環境などを書く欄があります。
飼育温度や床材、ごはんなどなるべく詳しく書くと診察もスムーズに進むし、症状の原因特定にも役立つでしょう。
飼育環境の写真があると、先生への説明もしやすいので、用意しておくとよいかもしれません。
書いた後(もしくは前)に、看護師さんから簡単な聞き取りがあることもあります。
診察・検査
いざ診察です。
診察台にファンシーラットを出して診察を行います。
体重測定から行うことが多いです。
診察の結果、検査が必要な場合もあります。
その場で行えるものはすぐに行い、超音波検査などで麻酔が必要な場合は別の日に行うこともあります。
私の場合は、キャリーを診察台に乗せて、日光丸を獣医さんに手渡しました。
獣医さんは日光丸の体重を測るため、プラケースへ日光丸を移動。
しかし、日光丸は手足を伸ばしてプラケースの縁に掴まって入りたがらず、「まあいいか」と獣医さんが折れてそのまま体重測定をすることになりました。笑
このときの体重は、87g。
その後、鼻水を吸引したり、聴診したり…。
鼻水はほとんど吸引できないくらいの量だったそうです。
診断・治療
検査をもとに、獣医さんが診断を行い飼い主に説明されます。
検査に時間がかかる場合は、別の日に改めて結果を聞きにくる必要がでてきます。
日光丸の場合は、
マウスやファンシーラットに多いセンダイウイルスによる風邪様症状ではないか、とのことでした。
センダイウイルスってなに?
「ファンシーラットに多いセンダイウイルスによる呼吸器感染症」
このセンダイウイルス、ファンシーラットが自然に持ってしまっていることが多いようです。
普段は大人しくしているウイルスですが、環境変化などにより免疫低下が起こると、それが悪さをし始めます。
最初はくしゃみなどの風邪用症状、
次第に悪化して呼吸器症状が出てきて、子供のファンシーラットでは亡くなることもあります。
ほとんどのウイルスに言えますが、ウイルスに対する治療薬はありません。
なので今回もウイルス自体を何とかする事は出来ません。
出来ることは、ウイルス感染によって弱ったところに細菌感染が起こるのを防ぐこと。
つまり、抗菌薬(抗生物質)治療です。
予防投与になってしまうのですが、これ以上の悪化を防ぐためには必要と考え、薬を処方してもらうことにしました。
出た薬は「クロラムフェニコール」。
クロラムフェニコールとは、様々な種類の細菌に効く抗生物質で、人間では肺炎などの呼吸器感染で最初に使われることは少ないです。
経口薬なので動物に使いやすいのでしょうか。
飲ませ方は簡単。
甘いシロップにして出してくれるので、それを鼻先に垂らすだけ。
美味しいと気付けば、自分から舐めてくれるようになります。
それが難しいならごはんにかける、ということも出来ます。
また、呼吸器症状がある場合は、ネブライザー治療を行う必要があります。
幸いにも、日光丸の呼吸は正常でしたので、抗菌薬投与のみの治療方針となりました。
そして、「体重が増えない場合は、また来てください」とのことで診察終了。
ウイルス感染によって体重が上手く増えないことがあるそうで、そうなると問題なので他の手を打つ必要があるそうです。
お会計
さて、気になるお会計ですが、3000円ちょっとでした。
ペットの医療費は高いと言われますが、診察と簡単な処置、投薬程度なら4000円弱が相場だと思います。
レントゲンやエコーなどの画像診断は数万円になるかと思いますので、事前に先生に聞くことをおすすめします。
もちろん、するかしないかは選べますので、行うメリットやデメリットをよく考えてからの返事で良いでしょう。
動物病院から帰ったら
移動と慣れない診察で、ファンシーラットは疲れているはずです。
すぐにケージに戻してゆっくりさせてあげましょう。
薬が処方された場合は、獣医さんの指示に従ってきちんと服用させます。
ファンシーラット初めての病院 まとめ
この記事では、実際に動物病院へ行ったときのレポートとともに、動物病院へ行く際のポイントを解説しました。
初めて動物病院へ行く方の参考になれば幸いです。
お迎えしたばかりのファンシーラットは環境の変化から体調を崩しがちです。
特に温度には気をつけてあげましょう。
冬はもちろん春先や秋は気温の変化が大きくなるので、昼間は暖かかくても保温器具が必要です。
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