ファンシーラットを飼っている人がまだまだ少ない日本。
「ネズミ」=「悪もの」というイメージはもう古い!
この記事では、日本でも人気の出始めているファンシーラットの魅力を余すことなくお伝えします。
この記事で分かること
- ファンシーラットの生態
- ファンシーラットのペットとしての魅力
- ファンシーラットを飼うときの注意点
ファンシーラットの生態
まずは、ファンシーラットがどんなペットなのかを学びましょう。
ファンシーラットとは?
ファンシーラットとは、いわゆる「ドブネズミ」を家畜化した動物です。
「ドブネズミ」と聞くと汚い・怖いというイメージがあるかもしれませんが、ファンシーラットはあくまでペットとして繁殖されています。
ですので、野生のネズミのような病気を持っていたり凶暴だったりすることはありません。
ファンシーラットの大きさ
ファンシーラットのオスは体長25cm前後(尻尾は含まず)で、体重は300~500g。
メスは体長20cm前後(尻尾は含まず)、体重は200~500gとオスよりも小柄です。
そう、身体の大きいオスだとTVのリモコンくらいの大きさになることもあります。

ハムスターなどの小さなペットに比べて身体は大きいですが、その分抱っこしたり撫でたりが容易にできます。
ファンシーラットの最大の魅力である「コミュニケーション」がとりやすい理由でもあります。
ファンシーラットの習性
ファンシーラットは集団生活をする動物です。
そのため、飼い主のこともきちんと認識します。
遊んで欲しいときや撫でて欲しいときに自ら誘ってくることもあるんですよ。
集団での生活が得意なファンシーラットは、複数飼いをすることもできます。
つまり、複数のファンシーラットを同じケージで飼うということです。
留守の多い飼い主さんは複数で飼ってあげると、ファンシーラットが寂しがることが少なくなります。
ただし、ファンシーラットにも相性がありますので、喧嘩するようならケージを分けて飼ってあげましょう。
ファンシーラットの魅力
ファンシーラットの魅力はたくさんあるのですが、ここでは最大の魅力とペットとしての魅力をご紹介します。
コミュニケーションがとれる
集団生活を得意とするファンシーラットは、人間のことも仲間だと認識します。
そのため遊んで欲しいときや撫でて欲しいときには、かまって〜とすり寄ってきたりもします。
また、ファンシーラットは非常に頭の良い動物ですので名前や芸も覚えます。
我が家のファンシーラットも生後2カ月で「まわれ」ができるようになりました。
*こちらは現在の様子
さらに、名前を呼べば走ってくるのでもう可愛くて仕方がありません。
マンションで飼える
ファンシーラットは大人になると20~25cm程の大きさに成長しますが、意外と省スペースで飼うことができます。
というのも、昼間はケージで寝ていて、起き出した夜にケージの外で遊ばせるため広いケージは必要ないのです。
もちろん、ケージが広いに越したことはないのですが、ケージから出して遊んであげられるのならそれで十分と言えます。
ファンシーラットは鳴き声や物音もほとんど立てないため、マンションなどの集合住宅でも問題なく飼うことができるペットです。
ひとり暮らしでも飼いやすい
ファンシーラットは夜行性の動物です。
そのため昼間はほとんど寝ています。
ですので、ひとり暮らしでも昼間の世話を心配しなくても良いのです。
私たちが仕事から帰ってくるくらいに起きるので、家に帰ったら寝ているなんて寂しいこともありません。
ファンシーラットを飼うときに注意したいこと
ファンシーラットはとても素晴らしいペットです。
ですが、良い面ばかりではありません。
デメリットもきちんと考慮して、ファンシーラットのお迎えを検討しましょう。
寿命が短い
ファンシーラットの寿命は2年と言われています。
ドワーフハムスターと同じくらいの短さですね。
寿命が十数年と長いペットに比べて、最後まで面倒を見切れるのかという不安は減りますが、やはり寿命が短いのは悲しいです。
できるだけ長く一緒にいたい、ペットの死に向き合えるか不安、という方には不向きでしょう。
アレルギー
ファンシーラットにも換毛期があり、毛がたくさん抜ける時期があります。
そのため、動物にアレルギーのある方は注意が必要です。
ファンシーラットの魅力 まとめ
ファンシーラットの魅力をもう一度おさらいしていきましょう。
集団行動が得意で、飼い主にも懐きやすいペットです。大きさはオスで25㎝前後、メスで20㎝前後とTVのリモコンサイズ。
名前や芸を覚えることもできます。鳴くこともなく静かなのでマンションで飼うこともできます。
また、夜行性なので一人暮らしのペットとしてもおすすめ。
一緒に過ごした時間の短い長いに限らずペットとの別れは悲しいです。また、毛が抜けるので動物の毛にアレルギーのある人は注意が必要。
ファンシーラットは犬や猫などは飼えないけど、コミュニケーションのとれるペットと暮らしたい人にオススメのペットです。
私はよく「小さい犬を飼ってるみたい」と表現します。
名前を呼べば跳んでくるし、芸も覚えるし…。本当にちっこい犬のような振る舞いをします。
この記事でご紹介した注意点をきちんと理解して飼育すれば、ファンシーラットはあなたにとって素晴らしいパートナーになってくれるでしょう。