このページでは、レオパードゲッコーの保温器具として人気の「暖突」のメリットやサイズの選び方、ケージへの取り付け方について解説します。
このページはこんな人におすすめ
・暖突について詳しく知りたい!
・暖突のメリット、デメリットを知りたい!
・暖突の取り付け方を知りたい!
レオパードゲッコーの保温器具として人気の「暖突」とは?

「暖突」はみどり商会が製造販売している爬虫類や両生類用の保温用ヒーター。
保温球を使用せず、遠赤外線の輻射熱を利用しており、熱を下側に放射する仕組みです。
「暖突」がレオパードゲッコーの飼育で人気の理由
ここでは、なぜ「暖突」がレオパードゲッコーの保温器具として人気なのかを説明します。
暖突が人気の理由① 電球を交換する必要がない
「暖突」は保温球を使用していないヒーターです。
保温球とは、赤外線を熱源としてケージを温める電球タイプの保温器具のこと。
電球を使用しているので、当然電球が切れれば新しいものに交換しなくてはいけません。
そのため、保温球は維持費用がかかりますが、「暖突」は電球を交換しなくても半永久的に使用することができます。
暖突が人気の理由② 電気代が保温球より安い
爬虫類用の保温球のワット数は40W以上からしか販売されておらず電気代も高くなります。
「暖突」はこの保温球を使っていないので、電球を交換する必要がありません。
ワット数も13Wからと、保温球より電気代が安くなります。
暖突が人気の理由③ 火傷の心配がない
保温球の場合は表面温度が高温になり、レオパードゲッコーが誤って触れてしまうと火傷の危険があります。
しかし、暖突の表面は不織布が貼られているため、高温を感じにくく火傷しにくい構造になっています。
暖突が人気の理由④ ケージ全体が温まる
保温球では近赤外線を使って保温しますが、暖突は遠赤外線を利用してレオパードゲッコーのケージを保温します。
この遠赤外線は、暖突から少し離れていてもレオパードゲッコーの体の分子を振動させることで温かさを感じさせることができます。
そのため、体の奥から温めることができるのです。
ワット数が小さくても、保温効果は保温球とほぼ同じで、さらにケージ全体を保温する効果があります。
暖突が人気の理由⑤ 霧吹きにも耐える
レオパードゲッコーを飼うときは、湿度を保つ必要があるので霧吹きが必須です。
しかし、保温球に水がかかると電球が割れることがあり非常に危険です。
一方、暖突は水に強く、霧吹きで水がかかる程度なら故障することはありません。
「暖突」をレオパードゲッコーのケージで使うデメリット
前項で説明した通り、レオパードゲッコー飼育に使われる保温器具として非常に優秀な「暖突」。
でもそんな「暖突」にもデメリットはあります。
ここではレオパードゲッコーの保温器具としての「暖突」のデメリットを説明します。
暖突のデメリット① ケージに取り付けられないこともある
「暖突」はレオパードゲッコーのケージの天井に取り付けるタイプのヒーターです。
そのため、ケージの天井がメッシュや金網になっているものでないと取り付けが上手くいかないことがあります。
例えば、レオパードゲッコーの飼育で人気のケージ、レプタイルボックスでは天井をスライドさせてケージの開け閉めをする構造です。「暖突」を天井に取り付けるとケージのフタが開かなく(もしくは閉じれなく)なってしまいます。
また、同じくレオパードゲッコーの飼育で人気のケージ、パンテオンは天井のメッシュが細かく、「暖突」のネジが入りません。
パンテオンに「暖突」を取り付けるには、メッシュを無理やり押し広げるか、加工して天井から吊り下げるしかありません。
このように、レオパードゲッコーのケージは「暖突」の取り付けができない構造のものも多く存在するので注意が必要です。
暖突のデメリット② ケージが温まりすぎる
レオパードゲッコーのケージは幅30cm以下のことが多く、高さも低いことがあります。
そのため、1番小さいサイズの「暖突」でも、ケージ内が温まりすぎてしまう可能性も。
これを解決するためには、サーモスタットという自動で温度調節をしてくれる器具を使ったり、ケージの外に「暖突」を設置して温める必要があります。
「暖突」のサイズ比較
暖突の良いところはその保温性だけではなく、サイズ展開が豊富なところも魅力の1つです。
選べるサイズがたくさんあると、ケージの大きさに合わせることができて温度管理がきちんとできます。
しかし、サイズが多いとどれを選べば良いか分かりにくい。
そこでこの項では、ケージに合わせた暖突のサイズの選び方を解説します。
S | M | L | ロング | 特大 | |
大きさ | 19.1×14.1cm | 25.4×20.4cm | 40×25cm | 40.0×14.1cm | 40.0×60.5cm |
ワット数 | 13W | 32W | 57W | 32W | 280W |
暖突下10cmの温度 | 30.3℃ | 29.9℃ | 29.8℃ | 34.4℃ | ー |
暖突下20cmの温度 | 26.7℃ | 24.5℃ | 29.2℃ | 29.0℃ | ー |
暖突下30cmの温度 | 25.5℃(暖突下27cm) | 24.0℃ | 29.0℃ | 29.1℃ | 32.0℃ |
推奨水槽サイズ | 45cm | 60cm | 60~90cm | 60cm | 大型ケージ |
*環境温度Sサイズは21.6℃、Mサイズは20.0℃、Lサイズは23.0℃、ロングサイズは22.0℃、特大サイズは21.0℃のとき、推奨水槽サイズで検証
検証している水槽の大きさが違うので比較しにくいですが、レオパードゲッコーのケージが30~45cmなら「暖突」のSサイズ、45~60cmならMサイズを選ぶと良いでしょう。
レオパードゲッコーのケージに「暖突」の取り付ける方法
多くの保温器具がフックで簡単に取り付けることができるなど手軽なのに対して、暖突は取り付けが少し面倒な部分があります。
ここでは、写真を使って暖突の取り付け方を詳しくみていきましょう。
「暖突」の付属品は、暖突本体とネジ4本、ワッシャー4つ、専用のドライバー1本。
まず、「暖突」を置き、その上に取り付けたい位置になるようにケージの天井を置きましょう。
*ここでは分かりやすいように園芸ネットを使って説明しています
次に、暖突裏面のネジ穴にケージの外側からワッシャーを当てます。
そして、専用のドライバーでケージの外側からネジを締めましょう。
これで取り付け完了です。
少し面倒ではありますが、難しくはないと思います。
ただし、もしケージの天井にネジが入らない場合はメッシュを広げてネジが通るようにするなどの工夫が必要です。
レオパードゲッコーの飼育で人気の暖突 まとめ
暖突のメリット
・保温球は使っていないので電球を交換する必要がなく、電気代も安くなる
・遠赤外線を利用しているのでケージ全体が暖かくなる
・暖突の表面は「不織布」でできており、火傷の心配がない
・霧吹き程度の水では故障しない
暖突のデメリット
・ケージの種類によっては取り付けられないこともある
・ケージが小さいと温度が高くなりすぎることがある
デメリットはありますが、一工夫すれば「暖突」を使うことはできます。
今のところ、「暖突」のメリットを超えるようなヒーターはありません。
レオパードゲッコーの保温器具には人気の「暖突」がおすすすめです。