野生動物の密輸事件が起きる理由と私たち飼い主にできること

 

また、野生動物の密輸事件が発覚しました。

 

成田空港で、ショウガラゴなどのサルやカメ、ネズミ、トカゲなど17匹を密輸しようとした男性や関連のあるペットショップ経営者など複数人が逮捕された事件です。

 

その前には、爬虫類専門店の店長が奄美大島に生息するカエルやヘビを販売目的で捕獲していた事件。

オーストラリアからマツカサトカゲ13匹を持ち出そうとした日本人が逮捕された事件など、密輸密猟事件が後を絶ちません。

 

どうして、海外から希少な動物を日本へ密輸しようとするのか?

 

その原因は、私たちエキゾチックアニマルの飼い主にも関係があります。

 

この記事では、最近報道の増えてきた野生動物の密輸、密猟事件について書いています。

 

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なぜ、海外から野生動物を持ち込むことが禁止されているの?

 

 

海外からの病原体の持ち込みを防ぐため

 

海外では、日本にはない危険な病原体が蔓延している地域もあります。

その病原体が動物を介して、日本へ侵入することを防ぐためです。

 

 

絶滅危惧種の乱獲を防ぐため

 

希少な動物は、販売目的で乱獲されやすく、その数が減って種自体が絶滅してしまう恐れがあります。

そのため、野生動物の国際取引を禁止しています。

 

 

生態系が崩れるのを防ぐため

 

海外の動物が日本に持ち込まれ、逃げたり放されることで野生動物として日本で繁殖を始めることがあります。

そうすると、もともと日本で生息してきた動物や植物の力バランスが崩れて、生態系が壊れてしまいます。

ブラックバスが有名ですね。

 

 

海外からの動物の持ち込みを禁止している法律は?

 

 

ワシントン条約

 

ワシントン条約とは、「絶滅のおそれのある野生動植物の国際取引に関する条約」で、野生動物は約5000種が登録されています。

この条約に締約国は、2016年時点で183カ国にものぼります。

 

記載のある野生動物は、国際取引に規制が設けられています

 

 

その他の法律

 

ワシントン条約に記載のない動物に関しても、ほとんどの動物が許可なしで日本に輸入できません。

 

それはペットでも同じで、海外で購入した動物は日本に持ち帰ることができません。ただし、届出を行えば持ち込める種類もいます。

 

外来生物法などでも規制されています。

 

 

密猟、密輸がなくならない理由は?

 

なぜ密猟や密輸がなくならないのかというと、儲かるからです。

 

需要があるから供給がなりたつ訳で、珍しい動物を求める人がいるからそれを獲る人が出てきます。

 

珍しい動物は高値で取引がされるため、危険を冒してでも日本へ密輸して儲けを得ようと考える人がいるのが現状です。しかも、販売ルートとしてペットショップが絡んでいることも多いです。

 

 

私たち飼い主にできることは?

 

まず、珍しいから、という理由で安易にペットを飼うことはやめましょう

人が飼っていないペット、という所有欲に振り回されてはいけません。

珍しい種類がいるんだけど、と勧められても断る勇気を!

 

また、ペットを飼う際はCBと表記のある個体を選ぶようにします。

CBとは、飼育下繁殖個体と言って、人に飼育されていた個体が産んだ個体です。

野生で捕まえた個体をそのまま販売している場合はWCという表記です。

 

 

あとがき

 

エキゾチックアニマルは、犬や猫などのようにもともと人と生活を共にする動物として進化してきたペットとは違います。

野生動物を捕まえてきて、増やしてペットとして飼っているということを忘れないことが大切です。

 

近年のエキゾチックアニマルブームの裏には、このような影も潜んでいるということを頭の片隅に置いておいていただけたら幸いです。

 

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