私がアクアリウムを始めたばかりだった1年ほど前。
当時、アクアリウムを始めたは良いけれど、メダカにやせ細り病が流行ってしまいました。
結局、メダカは1匹だけになってしまったのです。
しかし、生き残ったメスが産卵してくれていました。
最後に亡くなったオスとの卵です。
卵がたった1つ。
それでも、初めて産んでくれた卵、しかもオスが最後に頑張って残してくれた命だと思うと感動しました。
これはなんとしてでもメダカの卵を孵化させたい!
でもお恥ずかしながら、やせ細り病の蔓延で卵どころではなかったため、メダカの産卵について全く知識がありませんでした。
小学校頃、教室にあった水槽でメダカが卵を産んでいるのを見たことはありますが、実際に自分の手で孵すのは初めてです。
初心者の私に出来るのかと不安でしたが、ネットで調べつつ挑戦です。
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メダカが産卵した!?そのとき、まずすることは?
産み落とされたメダカの卵は、親や他のメダカに食べられてしまうことが多いです。
孵化を目的としないのなら、そのまま自然に任せることも良いかもしれません。
ですが、今回はなんとしてでも孵化させたいので、食べられる前に卵を水槽から取り出しました。
余談ですが、メダカの産卵は朝に行われるため、卵を保護したい場合は朝の内に取り出しましょう。
昼頃見ても、すでに見当たらなくなっていることがあります。
水槽から取り出したメダカの卵はどうするのか?
卵の周りのネバネバをとる
水槽から取り出したメダカの卵は、水槽とは別の容器で管理します。
しかし、その前に卵の周りに付着している粘膜を取り除きます。
取り出したメダカの卵をティッシュの上に乗せ、指の腹で優しく転がします。
こうすることで、卵を1つ1つバラバラにし、周りについたねばねばを取ることが出来ます。
コレ、卵が潰れてしまうのでは?と最初はおっかなびっくりだったのですが、メダカの卵って意外と弾力があるんですね。
ティッシュの上でコロコロするくらいでは潰れたりしませんでした。
どうやら、不受精卵(受精がうまくいっていない卵)の場合は、潰れやすいようで、きちんと受精できている卵は潰れないそうです。
カルキ抜きをしていない水道水に入れる、さらにメチレンブルーも添加
メダカの卵は腐りやすいとのこと。
普通に飼育水(水槽内で使っている水)にいれてしまうと、バクテリアが多いため腐ってしまいます。
腐らせない対策として、カルキ抜きをしていない水道水に入れて管理します。
さらに、メチレンブルーを添加するとなお良いとのことです。
私は100円ショップで購入した虫カゴに水道水を500ml入れ、メチレンブルー1滴添加しました。
メチレンブルーは入れすぎもあまり良くないので、500mlに1〜2滴程度で良さそうです。
私が使用したのは、この「グリーンFリキッド」です。
また、卵を入れる容器ですがもっと小さな容器でも大丈夫です。
後日別の卵を孵化させる際に、50mlくらいしか入らないタッパーを使いましたが問題ありませんでした。
メダカの卵の孵化には温度が必要!?
冬も外飼いできるメダカですから、温度はあまり気にしなくて良いものかと思っていましたが、卵の孵化には水温が関係しているそうです。
メダカの卵の孵化にかかる日数は、250時間÷水温が目安です。
つまり、水温が25℃のときは、250÷25=10日で卵が孵化する計算になります。
このとき、私の水槽は20℃でした。
計算すると、250÷20で12〜13日で卵が孵化することになります。
約2週間後ですね。楽しみです!
ただし、水温が低すぎる場合は卵が途中で死んでしまうこともあるので注意が必要です。
また、温度を高くすれば早く孵化すると思って、28℃以上の高温にしてはいけません。
メダカの卵が孵化するまでにしていたこと
私のメダカの卵は孵化予定日が約2週間後でしたが、その間放置していた訳ではありません。
卵を入れている水は段々とカルキが抜けて、卵が腐りやすくなります。メチレンブルーも時間が経つと効果が落ちてきます。
そのため、2〜3日に1度は水を取り換えていました。
もちろんメチレンブルーも新しく添加しました。
それから、孵化後はカルキを抜いていない水道水では飼育できないので、孵化予定日の2日前に水槽に取り付けたサテライトに卵を移しました。
この頃には、卵の中にメダカの稚魚がいるのが目で見えるようになっていました。
稚魚育成に最適!サテライトについて詳しく知りたい
とうとうメダカの卵が孵化!
計算式から割り出した孵化予定日は12〜13日後でしたが、それは1日過ぎた14日目の朝。
いつものように、卵を観察しようとサテライトを覗くと卵がありません。
あれ?と思って、良く見てみると…。
矢印の先にいる小さな銀色がメダカの稚魚のお腹です。
本当に小さくて目を凝らさないと見えないため、私のスマホではこんな写真しか撮れませんでした。
これは孵化して数日が経ったころのメダカの稚魚です。
まだまだじっくり見ないと分からないくらいの大きさですね。
孵化させられて喜んだのもつかの間!本当に難しいのはこれから!?
たった1つのメダカの卵をなんとか孵化させることができて大喜びしていましたが、ネットで調べていると孵化後の方が難しいとのこと…。
稚魚が小さ過ぎるため、うまく餌を食べられず餓死することが多いそうです。
孵化後2週間を乗り越えられるかが勝負とのことです。

孵化させるのにもアタフタしたのに、これからが勝負だなんて・・・。
非常に不安です。
ポイントは餌の大きさ!孵化後2週間を乗り越えました
稚魚の餌は粉末状のものを選ぶと良いそうです。
私は、普段からニチドウのハイグロウを使っていますが、これが粉末状だったためそのまま稚魚にもあげていました。
こちらの稚魚用フードは細かくて稚魚向きです。
他のメーカーの稚魚用フードは、結構粒が大きかったりするので、粉末タイプを選ぶようにしましょう。
そして、孵化して10日目。
毎日見ていて分からなかったのですが、画像で見ると孵化当時より確実に大きくなっています。
これは、孵化して1ヶ月後です。
このくらい大きくなるともう安心ですね。
あとがき
メダカが産卵してから、卵の孵化のさせ方を調べるというドタバタなスタートをきりましたが、なんとか卵を孵化させることができました。
さらに、孵化後の難関と言われる2週間を乗りきることもでき、あとは自力に任せるところまで育てられました。
初心者でもポイントさえ押さえれば、メダカの卵を孵化・稚魚の育成はできることが分かりました。
実はこの後何匹も孵化させて育てているのですが、この方法で育てるとほぼ100%生後1ヶ月以上まで育てることができます。(不受精卵はのぞく)
これからますますメダカの季節になりますので、メダカの孵化に挑戦してみてはいかがでしょうか?