サテライトをご存じですか?
サテライトを使えば、弱っている熱帯魚を隔離したり、卵をかえしたりとさまざまな用途に使用できます。
この記事では、そんなサテライトの使い方をご紹介します。
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サテライトとは?
サテライトとは、産卵・隔離箱のことです。
もともとは、グッピーやプラティなどの卵胎生の熱帯魚が稚魚を産むときに使用する目的で作られました。
卵胎生とは、卵ではなく稚魚をそのまま産むことを言います。
サテライト内には、産まれた稚魚が逃げることのできるスペースが設けられている商品もあります。
どういうときに使うの?
サテライトは熱帯魚の産卵だけでなく、抱卵したシュリンプ(エビ)を隔離するときに使用できます。
また、病気や弱っている熱帯魚を隔離したり、産まれた稚魚を育てる目的でも使われます。
その他の用途として、水合わせに使用したり、サテライトを小さな水槽として混泳不可な熱帯魚を飼育できます。
・産卵・出産のためにメスを隔離
・弱っている熱帯魚の隔離
・他の魚を攻撃する熱帯魚の隔離
・稚魚の育成
・水合わせ
・混泳不可の熱帯魚の水槽代わりに
・ろ過材を入れてオリジナルの壁掛けフィルターに
サテライトの種類
サテライトには、大きく分けて水槽の中に設置するタイプと外に設置するタイプの2種類があります。
水槽内に設置するタイプ
水槽内に設置するタイプは、ネット状のものとプラスチック製の2つがあります。
ネット状のものは水面に浮かべて使用し、気軽に使用できます。
しかし、サイズが小さいのと、ネットの隙間にゴミがたまりやすいのが難点です。
プラスチック製のものは、水槽の壁に引っ掛けて使用します。
水槽内に入るため、スペースが必要です。
水が通る穴が空いているため、水質や温度を水槽内の水と共有できます。
どちらも、水槽内の水を共有するため、水質や温度を別に管理する必要がないことがメリットです。
水槽の外に設置するタイプ
水槽の壁に引っ掛けて使用しますが、前述した水槽内に設置するタイプとはことなり水槽の外側にサテライトがきます。
そのため、水槽内が狭くならずレイアウトを気にする必要もありません。
このタイプの多くは、エアレーションポンプで水槽内の水とサテライト内の水を循環させる仕組みになっています。
水を循環させる必要がなければ、水槽内へ入れて使用することも可能です。
ただし、水を循環させるポンプが必要なこともあり、ポンプや水の音が大きいことがデメリットです。
おすすめのサテライト

スドー サテライト
サテライトと言ったら、コレ!という商品です。
サイズも豊富で、L・M・Sと、さらに奥行の狭いスリムM・スリムSの5種類が用意されています。
水槽のサイズや用途によって、最適なサイズを選ぶことができます。
サテライト内に仕切りもつけることができ、2〜3部屋(サイズにより異なります)にして使用することも可能です。
必要なもの
・エアーチューブ
スドーのサテライトの水を循環させるためにエアレーションポンプが、サテライトとエアレーションポンプをつなぐためにエアーチューブが必要です。
つなぎ方は下の画像のとおりです。
あると便利なもの
一方コック

一方コックとは、エアレーションポンプの出力を調節ができるパーツです。
両端にエアーチューブをつないで使用します。
スドーのサテライトシリーズは本体に調節コックがついているので、絶対に必要な訳ではありません。
流量を微調整したい場合に必要です。
グレードアップセット

サテライトへの吸水量を調節するオプションパーツです。
水を吸水するときに泡を細かくする仕組みで、水が流入するときの音を小さくできるのも特徴です。
スドー サテライトシリーズの全てに使用可能です。
グレードアップセットⅡ

デフォルトでも水の流出口に柵が付いているのですが、目が粗いため稚魚や稚エビが流れ出てしまう危険があります。
このオプションパーツは、その流出口の柵と交換できる細かい目のネットです。
全てのスドーサテライトシリーズに使用できますが、スリムシリーズには標準で付属されていますので、別で購入する必要はありません。
実際にサテライトを使ってミナミヌマエビの卵をふ化させてみた
私が購入したもの
・スドー サテライトスリムS
・グレードアップセット
・水作 SSPP-3S
・エアーチューブ
・一方コック
今回はミナミヌマエビの隔離に使用するため、一番小さいサテライトスリムSを選びました。
このサイズでも仕切りをつけて2部屋にできるので、便利です。
スドーのサテライトは、水の流入音がうるさいとの口コミでしたので、音を軽減させるグレードアップセットも一緒に購入しました。
これでどれくらい静かになるのでしょうか?気になりますね。
また、スリムSにはグレードアップセットⅡが付属されているため、グレードアップセットⅡは買いませんでした。
エアレーションポンプは、水作の3Sというものにしました。
7S・3S・2Sの順に、出力が大きくなります。
サテライトに使用するだけなら7Sでも十分ですが、3Sと2Sは本体で強弱の調整ができるので便利です。
ただ、出力が大きくなる分ポンプの作動音も大きくなります。
エアレーションポンプとサテライトをつなぐには、別途エアーチューブが必要です。
通常1〜3mの長さがあれば十分だと思います。
セットしてみたところ
水槽でなく、室内簡易ビオトープの縁にかけました。
水槽ではないため、そのままだと斜めになってしまったので、余っていたパーツで水平にしました。
普通の水槽であれば、きちんと水平になりますのでご心配なさらずに。調節できるパーツも入っています。
サテライトには、ソイルとモス、それから足場のネットを入れました。小さい水温計も入りました。
気になる音ですが、水を吸い上げるボコボコという音が結構うるさいです。
サテライトから水槽に水が落ちる音もチョロチョロと気になりますね。
寝室での使用はおすすめできません。
ちなみに、エアレーションポンプの音は近付かないと音に気付かないくらい静かです。
もっとうるさいのかと思っていたので、ビックリしました。
ミナミヌマエビの卵がふ化
抱卵したミナミヌマエビを隔離して25日目。
小さなゴミがある?と思ったら、稚エビでした!
小さいとは聞いていたけど、小さすぎて目を凝らしてもギリギリ見えるか見えないかくらいです。
よ〜く見ると、十数匹いるようでした。
命の誕生に感動しました。
1週間後
稚エビがはっきりと見えるようになりました。
ヌマエビ用の餌をあげるとわらわらと集まってきてかわいいです。
サテライトを使用して、ミナミヌマエビをふ化・育成することは可能ということが分かりました。
まとめ
サテライトは、熱帯魚の産卵だけでなく、さまざまな用途に使用できます。
弱った熱帯魚や他の魚を攻撃する熱帯魚の隔離など、急に隔離が必要になることもあります。
そんなときにサテライトがあると役に立ちます。
アクアリウムをやるなら、1つは手元に持っておきたいアイテムですね。